社会が苦手な人の根本的な原因

社会という科目は、他の科目に比べて、つい後回しにされがちだったりします。

覚えるだけだから何とかなるでしょ!」なんて感じで放置されてきて、入試直前に駆け込みで、個別指導や家庭教師の申し込みが多い科目でもあります。

でも果たして中学受験というものは、そんなに甘いものでしょうか。

もしそうだとしたら何の苦労もありませんね。社会だけに限りませんが、直前にちょっとやって合格するとしたら、何年間も一生懸命やってきた人達が報われません。そんな不公平なお話があるはずがありません。

さてそこでザックリとではありますが、社会という科目が苦手な人の原因と対策について、考えてみます。

大きく分けて2つのパターンがあると思います。

目次

そもそも社会に興味がない、嫌い、覚えられない。

このタイプの人は、社会という科目がすでにイヤになってしまっていたり、苦手意識から遠ざけていたりします。

多くある理由としては「そもそも覚えられない」という人が多いです。

「良い点数が取れる→好きになる→勉強する→良い点数が取れる→好きになる→・・・」の好循環の逆パターンになってしまっているとも言えます。

覚えられないというのは、決して記憶力が悪いからなんて理由ではありません。

多少の個人差はあるかもしれませんが、ほとんど関係ありません。

それよりも勉強のやり方が根本的に間違っている可能性があります。

重要なものから覚える。

社会が嫌いとは言いますが、もしスラスラ覚えられて良い点数が取れれば、好きになる可能性は大きいです。

実際社会が好きな生徒はたくさんいますし、社会という科目には、面白い所もたくさんあります。

無味乾燥に暗記させられて覚えられなくて、さらに問題が解けないなんて事になれば、それは嫌いになる気持ちも分かります。

オススメの勉強法は、ズバリ「重要なものから覚える」です。

当たり前と思われるかもしれませんが、意外とやってない人が多いです。

例えば地理で、たくさんある工業都市を覚えられない、なんていう人がいます。

テキストの瀬戸内工業地帯の地図を見て、「こんなに覚えられないー!」なんて言っています。

でもすでに県庁所在地、製鉄所、石油化学コンビナートの都市、本州四国連絡橋のポイントになる都市などを覚えていたら(覚えてあるべきです)全然楽です。

要は覚えるべき順番があるのに、一気に覚えようとするから大変だし、覚えにくい上に、さらに大事な所が抜けてそうでない所の方を覚えていたり(もちろん大事な所の方が何倍もよく出題されます)、非効率的な勉強になってしまっています。

まず大事な所(良く出る所、骨組みになる所)をしっかり覚えてから、その次は・・・とやっていかないと、点数に結びつかないですし、覚えられないですし、頭の中に知識体系の構造として定着しづらいです。

きちんと勉強しているのに何故かテストになると点数が取れない。

別に社会は嫌いではないし、きちんと宿題などもやって勉強しているのに、なぜか点数が取れないというパターンもあります。

こんな時「きっと問題が難しいからだろう」とか「社会が苦手だから」、「頭が悪いから」なんて思ってしまう事もあります。

とんでもない話です。決してそのような事はあり得ません。

これは大きく2つの原因(対策)があると思います。

記憶のやり方が理にかなっていない、損な覚え方をしている。

きちんと勉強はしているので、その瞬間は覚えています。

しかし範囲のない(広い)テストなどになると忘れてしまっているので、点数が取れません。

エビングハウスの忘却曲線」はご存じでしょうか?

24時間以内、1週間、1ヶ月のポイントに、ほんの少しでも良いので見直せば良いだけなのに、それをやっていない人が結構います。

ちなみに記憶のポイントは「時間の長さ」ではなく、「回数」です。

こういった脳の作りを無視してガムシャラにやるだけでは、ものすごく損な事をしている事になります。

いくら長時間勉強しようと、回数が少なければ長期記憶に入る訳がありません。

ほんのちょっとした事で楽に覚えられるのに、本当にもったいない事をしている人がいます。

すぐにでも勉強のやり方を改めた方が良いです。

ちなみにこれは全ての科目に共通する勉強法なのはもちろんです。

本質的な勉強になってない、単なる丸暗記に走っている。

次はこれです。これは非常に多いです。

例えば歴史を例にとって考えると、歴史は流れ(因果関係)が大切です。

これを無視して単に暗記に走ると「〇〇をしたのは誰?」みたいなのは答えられても、「なぜそうなったか?」は分からないですし、時代感覚もぐちゃぐちゃになっていて、並べ替え問題なども苦手ですし、長い範囲の問題になると、もう解けなくなってしまいます。

また例えば公民の基本的人権の所で「自由権」と「社会権」が出てきます。

自由権は公権力(国家)から自由、つまり「ほっておいてくれ」みたいな意味合いの権利です。
社会権はその後で出てきた人権で、最低限の事はして欲しい、つまり「何とかしてくれ」みたいな権利、つまり自由権の逆みたいな意味合いです。

それなのに「好きな職業につける権利」を社会権なんて間違える人がいます。(←結構たくさんいるので良く出題されます。)
どんな人でも働けるように国が面倒を見てくれるという「勤労権」とゴッチャになってしまう訳です。

表面的な言葉だけ覚える、丸暗記型の勉強をしている人の事を考えたら、そう答えてしまう気持ちも分からないでもありません。

問題を作る立場から言えば、逆にそこを見抜きたい訳です。単なる丸暗記、小手先の勉強になっていないか、をです。

レベルの高い学校の入試問題はそこを徹底的に考えて作られていますし、塾の模試でもそれなりの問題なら当然そこをついてきます。

つまり単なる暗記に走っている人に点数を取らせたくない訳です。

なので、勉強する方としてはそこを意識しないと点数に結びつかないですし、もちろん合格にも結びつきません。

だいたい単なる丸暗記なんて、つまらないです。つまらなくて、点数にならないので、やめた方が良いです。

まとめ

「社会が苦手な人の根本的な原因」という大きなテーマで考えました。

もちろん一言で全てを語り尽くす事は難しいですが、何かの改善につながれば幸いです。

点数が取れないのには必ず原因があります。そして解決策があります。

勉強しないから、とは言いますが、勉強したくない事にすら原因があります。(もちろん対策もあります。)

是非とも、少しでも早めに対策を取る事をオススメします。

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